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認知症 vol.1―中医学・漢方と四柱推命

こんにちは。佑木 美月です。

 

さて、今日はしばらく書いていなかったテーマ「中医学・漢方と四柱推命」から、今回は「認知症」を取り上げたいと思います。

 


このテーマは以前アメブロで書いていましたが、アメブロは昨年閉鎖し、こちらのブログ1本にしましたので、以前の記事をリライトして掲載していきます。

 

認知症は、日々の養生や、早期発見で予防できたり、進行のコントロールができたりするものです。

 

余談ですが、西太后(せいたいこう)は72歳で死ぬ間際まで、ボケなかったということで有名です。彼女は、脳を若々しく保つ目的で46歳の正月から、脳に良い方剤(漢方薬)を飲み始めたと言われています。その他にも、色々な種類の方剤を飲んでいたと言われています。

 

 

早め早めに手を打っていくという、健康リスクマネジメント。「未病先防」を大切にする中医学ですが、流石です!未病先防とは、病気になる芽をはやめにつみとって、病気になるのを防ぐという意味です。

 

現代医学では、認知症は大きく3つのタイプに分かれます。

 

①アルツハイマー型認知症

アミロイドβやタウタンパクというたんぱく質が脳に異常に溜まることによっておこる脳の萎縮と考えられています。物忘れなどの記憶障害のほか、使い慣れた家電の操作が分からなくなるなどの判断能力の低下、今の季節や時間がわからなくなるなどの見当識障害があらわれます。

 

② 脳血管性認知症

脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などを発症したあとに、脳の血流が乏しくなって脳細胞がダメージを受けることで発症するものです。脳細胞は、障害を受けた部分と正常な部分があるので物忘れがあっても判断力や理解力はあるなど、認知症の症状がまだらにあらわれる、まだら認知症になりやすいようです。

 

③ レビー小体型認知症

「レビー小体」と呼ばれる異常なたんぱく質が神経細胞内にたまることが原因で発症すると言われています。レビー小体が神経細胞内にたまると神経細胞が破壊されてしまいます。

物忘れのほかに、パーキンソン病に似た運動障害などが現れやすいようです。側頭葉と後頭葉が萎縮するため、リアルな幻覚や幻視、幻聴が現れることがこの認知症の特徴だと言われています。

 

中医学では、主にこれらの原因には、「腎虚(じんきょ)」、「脾気虚(ひききょ)」、「瘀血(おけつ)」「肝鬱気滞(かんうつきたい)」が大きな影響を与えていると考えられています。


脳血管性の場合は活血が有効ですが、認知症とひとことで言ってもその症状や原因はさまざまなので、それ以外の病気に対しては症状に合わせて対応する必要があります。

 

老化に関わるのは五臓の腎。五臓の腎の気は年齢とともに自然に減っていきます。

 

老化は自然の摂理なので止めることはできません。でも、老化を上手に受け入れていくことはできます。そのため、日々の養生や心がけ次第で、多少の物忘れはあっても西太后のように死ぬ間際までボケないということも可能でしょう。

 


続きは、中医学の認知症のそれぞれの原因と予防法について、お話していきます。

 

 


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