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四柱推命からみる依存症について

今晩は。
佑木 美月です。

 

先日、山口達也さんが飲酒運転で逮捕され、世間ではまたアルコールで・・・といろいろな意見がとびかっていますね。

 

以前に、「アルコール依存症」の八字ってどんなものでしょうか?

 

という質問を受けたことがあります。

 

結論から言うと、アルコール依存症になると決まっている八字などありません。これは犯罪者の八字も同じで犯罪者になると決まっている八字などありません。

 

しかし、ネガティブな方向へ向かうと紙一重のところで依存症に陥ったり、犯罪をおかしてしまったりするわけです。

 

そういうネガティブな方向へと向かう可能性があるかどうか、これは四柱推命で読み解けます。

 

アルコール依存ですが、依存症に陥るのは「脳」の問題です。人間の脳は快楽を求めます。

 

アルコール摂取を繰り返すことで、欲求に関わる脳内報酬系とよばれる神経間で神経伝達物質のドーパミン濃度が高くなり続ける異常が生じ、どうしてもそれを求めずにはいられなくなるのです。これが依存症に陥るメカニズムです。

 

アルコールだけでなく、薬物や甘いものの摂取などもそうですが、これらは上記の原因により依存症になるのです。

 

ですから、夜お酒を飲むのが習慣化していたり、また週末だけでも定期的にお酒を飲んでいるのであれば、私もそうですが、強弱の程度はあれ、アルコール依存症であると言えるのです。

 

お酒は楽しく、たしなむ程度に飲むのであれば、日常生活に支障をきたすことはないでしょう。問題なのは必要以上に飲んで健康を害したり、暴れたり、人間関係の問題が生じたり、事故を起こしてしまったりすることです。

 

依存症に陥る多くの原因が、主にメンタルの問題でしょう。顕在的にでも潜在的にでも、心の隙間を埋めようとしてお酒を飲み少しの時間でも嫌なことを忘れたくなるのでしょう。

 

このことから、四柱推命上の生命エネルギーでもともとメンタルが弱い、ストレスに弱い八字の方で後の後天運の大運も試練が多い運を行く場合は、依存症に陥る可能性がそうでない八字よりは高くなると言えます。

 

勿論、その方が試練から学ぶ人生哲学や試練の乗り越え方、努力など様々な要素を含めて起こりうる事象の判断をしていきますので、精神的に強くない八字と言っても皆が皆そうなるわけでは決してありません。

 

精神面の健康、ストレス耐性度は木火のバランスが良いかどうかでみていきます。先天運の八字で問題なくても後天運で悪くなればメンタルの問題がでてきやすくなるのです。また脳は木の部位でみます。

 

山口達也さんの八字をみてみましょう。

 

出生時間がわからないので断定はできませんが、今まで起こっている事実からおおまかに傾向性をみていきたいと思います。

 

1972年1月10日 出生時刻不明

辛亥
辛丑(水旺)
庚子
〇〇

大運:約1才4ヶ月立運

1才~庚子

11才~己亥

21才~戊戌

31才~丁酉

41才~丙申―2013年癸巳年大運交替

・・・

出生時刻不明ですが、丑月水旺生まれで亥丑子で水は団結し水強です。丑月は火が必須ですが、3柱では火はありません。

 

また大運をみると1.2運はまた水の強い運が巡り、これだけ水が強ければ火はきても滅火状態でしょうし、木は湿木、浮木となりやすいです。

 

先天運の八字と成人するまでの運勢傾向をみると木火の働きは悪く、精神面での問題を抱えやすい傾向にあることが分かります。

 

女子高生へのわいせつ事件は41才~丙申の大運、戊戌年で起こっています。流年戊戌は水を抑え湿化、大運は申が巡っていて日干の根は強くなり、丙火はここでは不要な化殺をされ官殺の忌象が表出したのでしょう。

 

この丙申大運は、時干支にもよりますが日干がある程度強くなっているのであれば、丙が化殺されたり、食神制殺されると官殺の忌象が発生しやすくなるので注意がいります。

 

勿論、山口達也さんが、このような事件を起こすというのはもとから決まっているわけではないのです。あくまでもご本人の思考と行動の結果です。

 

四柱推命からは官殺の忌が引き起こされやすい大運は「官殺の問題や自我」というものが自分の人生の課題となってくるわけですから、普段から自身の思考や行動を省みるという自分自身のチェック、自己管理が大切になってくるのです。

 

それができれば落とし穴にはまるようなことはなくなります。

 

またメンタルの深い問題を抱えているのであれば、カウンセラーなど専門家の力をかりることも大切です。特にアルコールや薬物依存症は専門医の指導なしでは、自力で抜け出すことはできないですから。

 

「酒は飲んでも飲まれるな」・・・で、大運低迷期はお酒を飲んでの事故も引き起こしやすくなるのです。

 

私自身も今は大運低迷期なので、気の緩みには気を付けています。お酒を少しでも飲んだら、ちょっとそこまでという自転車の運転も一切やめています。自転車だって飲酒運転になりますからね。

 

「魔が差す」と言いますが、ちょっとした魔によってとんでもない大事件になる場合もありますので、大運低迷期は本当に用心するにこしたことはないと思っています。

 

 

 

 

 

 


 

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