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【四柱推命】サカナクション・山口一郎さんの命運から見る「メンタル疾患」との向き合い方

佑木美月です。

二十四節気「小満(しょうまん)」の次候にあたる『紅花栄(べにばなさかう)』の時期に入りました。

今日は、サカナクションの山口一郎さんの命運を読み解きながら、「メンタル疾患」についてお話ししていきたいと思います。

先日の「四柱推命アドバンストコース講座」で解説した、メンタル疾患についての中医学的視点を交えた見方をYouTubeでも配信しています。そちらもあわせて参考にしてくださいね。

メンタル疾患とHSPを五臓で読み解く〜「肝」と「心」の役割〜

 

山口一郎さんの命式

まずは山口さんの命式を見てみましょう。

(※時刻についてはネット上の情報をお借りしているため、確定ではない点をご了承ください)


山口一郎さん(1980年9月8日 AM4:00頃 / 北海道小樽市生まれ)

年柱: 庚申

月柱: 乙酉

日柱: 甲申

時柱: 丙寅

大運
立運:約10歳1ヶ月

10歳〜:丙戌

20歳〜:丁亥

30歳〜:戊子

40歳〜:己丑ー2020年10月頃〜現在

50歳〜:庚寅

60歳〜:辛卯

格: 普通格:真の官殺格

日干: 極弱
喜神:
忌神: 土、金
閑神: 水、火
用神: とれず
調候: バランスは良い方

木のエネルギーを持つ「日干」に対して、金のエネルギーが圧倒的に強力です。八字内では「申寅の剋戦(こくせん)」が起きており、金と木の激しい衝突が見られます。

先天的な気質とこれまでの歩み

パッと見ただけでも、この先天的な八字は「かなり繊細で、メンタル疾患にかかりやすいエネルギー構造」であると言えます。

「金」は官殺(自分のエネルギーを剋するもの)です。

このエネルギーが良い方向に働けば「強い克己心」となりますが、悪く働いてしまうと、「強い自己否定」や「過剰な承認欲求」として表れやすくなります。

ただ、その裏返しである「繊細さ」や「鋭い感性」があったからこそ、ミュージシャンやアーティストとして素晴らしい才能を発揮されているのだとも言えます。

20代〜30代(丁亥・戊子大運)

20代・30代の「水」が強まる大運では、金の強いエネルギーを水が上手に流して(洩らして)くれていました。そのため、官殺がもたらす強い圧迫感からは幾分ひき離されていた時期です。

  • 丁亥大運: 地支は金から水、そして寅の根へと流通します。流年(年運)によりますが、結果が出やすい時期でもありました。実際、この大運の時期にメジャーデビューを果たされています。

  • 戊子大運: 前運に続き水が強い時期ですが、寅の根が弱まり、戊土も金へ流れがちでした。これだけで「浮木(ふぼく)」にまではなりませんが、巡ってくる流年によっては注意が必要な時期でした。

現在の「己丑大運」と休養

そして、2020年10月頃から入った現在の「己丑大運」。

ここは水分を含んだ土(湿土)の気が非常に強力で、ただでさえ強い「金」をますます強めてしまいます。

まさに「依るべない」状態と言えます。

周囲からのプレッシャーや、仕事上の苦労、重圧なども重なりやすくなる時期です。山口さんは2022年に体調不良による休養を発表し、その後、うつ病闘病中であることを公表されました。

四柱推命の観点から見ると、もともとの繊細な気質に加え、この大運の傾向や置かれている環境を考慮すれば、ストレスによるメンタルへの影響は非常に強く、「もっと以前から症状が出ていてもおかしくなかった」と言えるほどの過酷なエネルギー状態です。

やはり「己丑」は、解説通りかなりメンタル疾患が出やすい大運だったと言えます。

次の大運(庚寅大運)はどうなる?

50歳からの「庚寅」大運では、地支に「寅」が巡るため根ができますが、天干には「庚」が巡ってきます。命式とあわせて金の根ある「2庚」が巡るため、官殺による圧迫感は依然として強いままです。

金木の剋戦も強いため引き続きメンタルの問題、お仕事面などは注意が必要です。

しかし、己丑の大運に比べると、調候の観点から、ジメジメした強い「湿の気」が緩和されます。総合的に見れば、現在の大運より良化してくると言えるでしょう。

メンタル疾患も肉体の病気と同じようなもの

現在、日本における精神疾患の患者数は約600万人以上、およそ20人に1人と言われています。

これほど身近な病気になっているにもかかわらず、日本はアメリカなどに比べて、メンタル疾患への理解がまだまだ浅いのが現状だと感じます。

身体の病気で言えば、「糖尿病」や「癌」になりやすい体質の人がいるのと同じように、メンタル疾患についても脳の構造の違いなどから、「なりやすい体質の人」と「そうでない人」が確実に存在します。

同じ環境に身を置いていても、とても繊細な体質の人は、人一倍まわりの情報をキャッチして反応してしまう能力(アンテナ)を持っています。だからこそ、受けるストレスも人より何倍も強くなってしまうのです。

砂糖をガンガン摂取しても平気な人がいる一方で、普通に食べているだけでも糖尿病になってしまう人がいる。

これと同じように、精神面にも「その人の個性や性質(体質)」があります。

根性論の問題ではありません。

この認識をもっと多くの人が理解できるようになれば、一人で抱え込んで病んでしまう人も少なくなっていくはずです。

私自身でいうと、五行では木のエネルギーが弱いため、もともとHSP気質をもっていますが、今までに深刻な鬱病にまではなったことはありません。

妹夫婦が精神科医をしていて、両親もメンタルヘルスの問題にはある程度理解がある環境でもあったので、知識的な面でのサポートを得ることができていたため、助けられていたと思います。

健やかに生きるために、私たちができること

しかし、まだそこまで環境が整っていない現代の日本では、「自分で自分のいる環境を判断し、選んでいく努力」が必要です。これは仕事選びにも全く同じことが言えます。

自分が健やかに、心地よくパフォーマンスを発揮して周囲の役に立つこと。

それは、「自分の個性」と「今いる環境」がカチッとマッチして初めて、実現できるものだからです。

合わない環境にいることで、どんどんどんどんメンタル疾患が悪化していくと、その分、元の状態に戻るのにものすごい時間と労力がかかりますので本当に要注意です。そんなことに人生の貴重な時間を費やしてはNGです。

ご自身の気質や運気のバイオリズムを知り、自分という素材を活かす無理のない環境を選んでいくヒントとして、相互理解を深めていくヒントとして、ぜひ四柱推命を活用していただければ幸いです。

 

 

 


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